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小学生の頃より旅ばかりしてきた。それは日常がつらかったからで、世の中には周りのこんな連中がいない、もっとマトモな所があるのではないかと思っていたのだろう。

少年期を過ぎ青年期を過ぎても漂泊癖は収まらなかった。出かけたのは多くは国内である。中年期に入ってもあちこちウロウロしていたが、やや頻度が落ちた。

それは時代と共に、私にとって日本がロクでもなくなっていったのか、旅に出た私が、世の中マトモな所はめったにない、と気づいたのか。そのいずれやはわからない。

旅先では人間関係がキレイさっぱり取り払われる。それゆえ古人は、旅の恥は掻き捨てと言った。油断ならぬ言葉である。一期一会とも言う。この方がいい。

そうは思っていたし、今もいるのだが、では旅に出て楽しかったのかと言われれば考え込んでしまう。確かにそう言える旅もあるが、半分ぐらいだろうか。

その証拠に、青年期の旅の記録は殆ど残っていない。デジカメ時代でなかったこともあるが、カメラすら持ち歩かずに国内外を回っていたものである。

その後仕事の独立を機にデジカメを手に入れた。旅の記録は急に増えた。やはり人間も環境の生き物で、道具があれば行動が変わる。

そうした主に映像記録を元に、今度はブログに旅日記を上げ始めた。やはり環境の隷下からは離れられない。ただ、私自身がそれを楽しんだ。ならばそれでよいだろう。

気長に、おつきあい下さい。

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