(17):島を去る朝


1/5の夜明け。今日は島を去る。
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海に出てみる。
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断崖の上の手すり、左が海側、右が陸側。白く着いているのは、霜ではなく、風が吹き付けた塩だ。
遠くを眺めやる。いつも通り利島新島、そしてさらに沖にはもう1つ島が見える。
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わんこを散歩させている地元の人に聞けば、やはり三宅島だという。三宅が見えれば、2、3日で天気が崩れる、とも。
確かに、そうらしい。
大島天気
引用元:気象庁
習慣通り茶を沸かし、喫し終えて片付けにかかる。
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テント内外の物干しロープを巻く。むろん、絡まずすぐ取り出せるように。こういうときには武道の一環、早縄術が役に立つ。
その他道具の片付け、手入れもする。
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この一週間、びっしりと吹き付けられた塩を、濡れ雑巾でぬぐい落とす。
荷をまとめてメイト君を呼んで、イザ積もうとすれば地元の方が数人、現れる。
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キャン場を整美してくださる、大島婦人会の方々だ。何かお手伝いすることはありませんかと言えば、どうぞどうぞそのままで、と言われる。ありがとうございます、と頭が下がる。良くして下さっている方々に、何も出来ぬ。いたたまれない。せめて出来るのはただ、礼だけだ。
荷を積み終える。
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無体な主人に、ホンによく仕えてくれる馬だ。
1035、思いを込めてキャン場を去る。
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1週間、ありがとうございました。道場の礼とこれは同じだ。
波浮港に向かう。
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こちらにも、感謝を込めて一礼。
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旨い寿司屋が開くまでにはまだ間がある。
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ゆえに波浮港の散策などする。このコロッケ屋さん、とても美味しいらしい。夏、子どもが港に飛び込んで遊び、腹が減るとコロッケを食いに来ると聞く。ならば今度来るのは、夏か。
メイト君を駆って大回りし、波浮港上の丘に登る。
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目指すのは瀧王崎灯台だ。
灯台の周辺には、防空壕の跡がある。
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江戸末期の異国船打払令よりこのかた、先の大戦に至るまで、この島が首都防衛の最前線でもあったことを教えている。軽々しいことではない。乾き切った大陸で、ものみな凍る満州で、チリ紙一つでも行軍中に落としていきたいと言った、じいさんの孫であるからにはそう思うしかない。
その防空壕の上から、海を眺めやる。
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なんと豊かで美しい自然だろう。時にすさまじく厳しい。私はそれを自分事として言う、日本の天地は本当に、美しい。
時に強く時に弱く、風に吹かれてしばし佇む。
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さてそろそろ開店時刻だ。港鮨に向かう途上、このような看板を見る。
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天の招きか地の声か。そのただならぬ響きあり。アハハハ。
では、美味しいものでも頂こう。
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