(36):雨中宇宙


苫小牧は人口17万余、北海道でも指折りの大都市だ。
P9071198.jpg
内地とを結ぶフェリーもいく航路かあり、北を旅したライダーにはおなじみ。
9704.png
ただし今回苫小牧を目指したのは、単に帰りの船を待つためだけではない。市の科学館に、本物の宇宙船が展示してあるからだ。
s-P9071199.jpg s-P9071209.jpg
聞けば地元企業が、かつてバブルに湧いていた頃、ロシアから1隻買い取ったという。それが寄贈されて、一般に公開されている。
s-P9071201.jpg s-P9071202.jpg
s-P9071203.jpg s-P9071206.jpg
潜水艦のような制御機器、幾通りもの用途を持つそれぞれのキャビン、そして生活のための工夫あれこれ。何も身を守る環境がない宇宙空間での、生存のための技術の粋だ。
この宇宙船ミール(Мир:平和、世界)・機関船クバント(Квант:量子)が日本にやってきた経緯については、思うところがないでもない。
s-P9071217.jpg s-P9071215.jpg
しかし結果として、私のような者にも本物が見られ、手にも触ることが出来るのは幸いである。
s-P9071220.jpg s-P9071214.jpg
雨とあっては人入りはそこそこ。そのおおむねは、子供連れと見た。博物館科学館美術館、そして動植物園、英語でmuseumとくくりうる施設が、なるほど教育のためにあることを思わせる。それをどう受け取るかは子供次第、そして親次第なのだが、その機会が多いほど、それはよい社会と言えるだろう。
一通り見終わる。この苫小牧市科学センターは、その半分がミールを納める展示館、残り半分が一般の展示館だ。s-P9071222.jpg
そちらも見て回るが、人も展示も閑散としており、昭和40年代の雰囲気がした。
これで、北海道でこたび目指したところは、全て行き終えた。
s-P9071222.jpg
それにしても、疲れた。休憩所でぐったりとソファにもたれかかる。普段なら見向きもしない甘味飲料を口にしたのは、その疲労ゆえである。
雑然とした休憩室のソファには、どこにでも居るような子供が陣取っている。何をしているかと言えば一様に、両手でパコパコとゲームをしているのだ。
船が着くまでにはまだ時間がある。馬で近場を見て回るのもよいが、その気が起こらないぐらい物憂い。ここを訪れた際には、前提に展示してあるC11に目が向いたのだが、目と鼻の先のそこに行く気分にすらならない。
s-P9071200.jpg s-P9071216.jpg
ただ、ここでわだかまっていても何も起こらぬ。意を決して港に向かう。
s-P9071227.jpg s-P9071228.jpg
(1628)

スポンサーリンク
スポンサーリンク



スポンサーリンク



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク