(15):単騎残轍

スポンサーリンク


ここは知床オシンコシン、滝ネコ茶屋。

滝ネコについて詳しくはリンク先を。このテーブルの上でのんびりと暮らす、とてもおとなしい猫であった。私は前々回05年のツーリングで出会ったのだが、もふもふとさわらせてくれた記憶がある。
先年、天に召されたらしい。兵庫さんのツーレポでそれを知って以来、行っておこうと思ったわけだ。
おそらくは旅人の誰かの手によるものだろう、木彫りの故猫に手を合わせる。
s-P9030296.jpg s-P9030296l.jpg
世になき者を思うは、供養である。無神論者なればこそそう思う。生きて行き交う旅人に可愛がられ、死してなお追憶されるとは、よき猫生だったのでは。
記念にステッカーを1つ買う、¥200。茶屋を辞し、ちょいと滝に駆け上がり駆け下がりしてのち馬を走らす。するとまことに北海道らしき風景が私とかもしかⅡ号を迎える。
P9030306.jpg
(1234)
天気はよい、が、私には覚悟がある。それはここからの道行き、実に退屈だということだ。
9304.png
ここから宗谷岬まで、ざっと340km。今日のねぐらである興部まででも、180km。オホーツク沿いのこの道は、まことに単調、これと言って気を引くものがない。
いやそんなことはない、能取・サロマの湖や、天空に続く道があるではないかと言われればその通り。
天空の道
画像出典:http://kandonotoki.jp/detail.aspx?ID=00015
しかしサンゴ草の季節でもなし、すでに訪れた記憶もあり。そして何より時間がない、寝坊のツケで今すでに午後だ。再訪するにも時間がない。
ではせめて、走りながら、この風景を楽しんでいこう。
s-P9030308.jpg s-P9030310.jpg
s-P9030311.jpg s-P9030320.jpg
そう思えば、黄色線でトラックにピッタリくっつくも気にならぬ。
s-P9030316.jpg
13時前、知床を抜け斜里のまちに入る。右折して北に進路を取ろうとすれば、角にホクレンのセルフ給油所。馬はちょうど腹を空かせた頃合い、一杯入れておこう。7.22L、¥1141、オドは225.2km。
右手に鉄道、その先は海。海岸沿いにはぽつぽつと釣り人のテントが見える。左手は一面の畑、そして湖。ほぼ一定の速度を維持しつつ、私と馬は道を行く。


1330過ぎ、網走の市街に入る。ホルダの水を除き、朝から一滴も飲まず食わず、さすがに何か入れておこう。
ゼリー飲料とソーセージ、他には今夜のためのつまみやら水やら。¥707。馬の傍らで飲み食いすれば、観光とおぼしきチュコクチンが、わらわらと通り過ぎていく。
s-P9030336.jpg
言うまでもないが、盗む壊す暴れるの犯罪無くば、チュコクチンなりともかまいはしない。どころか犯罪もどきをするのはポンニチ人とおぼしきアカぐるまのおやじで、ゴミを放り込み何一つ買わずに去っていった。
食い終わったガラをゴミ箱に放り込んで、さらに北を目指す。
s-P9030345.jpg s-P9030358.jpg
次第に雲が濃く、暗くなってくる。
s-P9030362.jpg s-P9030369.jpg
走り続ける、ただ淡々と。物思う他にすることとて無し。かかる時、私は何を思うのか? 無論かつては、女とカネのことであった。今やその2つの憂いから解放された幸福を思う。数理と仏法の、実に偉大にして冷酷なる事よ。
走り始めて1時間ちょい、湧別のまちに入る。馬の腹は減っていないが、北のフラッグがあるかしらん。というわけでホクレンに寄る。
s-P9030380.jpg
3.81L、¥602、オドは117.9km。それにしても、ガソリン高くなったな~。
東京ガソリン
さらに道を行く。
9305.png
一つずつ、まちや集落を通過していく。
s-P9030352.jpg s-P9030354.jpg
そこは天下御免の雨男、やはり無事放免とはいかぬようだ。
s-P9030382.jpg s-P9030381.jpg
1600前、目指す興部のまちに入った。やはり馬は腹を空かせていないが、明朝の行動に備えて満タンにしておく。
s-P9030383.jpg
2.17L、¥345、65.2km。
ぐるりと道を回って、名寄本線の廃駅跡にある、道の駅おこっぺへ。
画像015
こここそ今夜のねぐら。やれ、着いたぞ。
(本日の走行:302.7km)

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする