(14):凱風快晴


ポンポンポンポンポンポンポンポン…。
尾岱沼をすなどる、ささやくような漁船の音で目が覚めた。ここは野付のキャンプ場。
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う~むよく寝た、早起きはいい気分じゃのう。さぁて世界情勢は、とタブレットを開くと…。
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じっじっじっじ、10時前じゃぁーーー!
もちろんキャン場には人っ子ひとりいない。チェックアウトの規定はまさしく10時、ええいどうにもなれと腹をくくって撤収を始める。
やれやれとテントを這い出て、すぐ前に置いておいたバケツを見ると…。
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カブトエビみたいなのが泳いでいる。ハテ、水道で汲んだはずだが…一夜で湧くとは。殺生はいかんので小川まで持っていって流す。
結局撤収を終えてキャン場をあとにしたのは1040前。
済みませんと謝りつつチェックアウトを済ませたら、何事もなくご放免だった。ま、それはなくともこのキャン場、気持ちが良くて設備が整ってた。また来よう。
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天気は今日も、良くなさそう。腹くくりついでに天気にも腹をくくる。
雨が降るの、風が吹くのと言っていては、そりゃお座敷ライダーだ。
その覚悟が天に通じたのか、上陸以来初の青空が!
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とヌカ喜びしたら、すぐに曇ったりして。
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標津の街を抜け、納沙布のホーネット姉ちゃんが道ばたに停まっているそばを通り過ぎる。ご安全に! と手を振るが、わかったかどうかはわからない。その先で道は分岐、私は知床方面へ。
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知床岬を先へ先へと進めば、今度は本格的に天気が良くなってきた。
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おっしゃぁぁぁぁ!!
調子に乗ってどんどん行く。
羅臼で左折して知床横断道路へ、かもしかは遙かな峠を目指す。
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北海道ツーリングの目玉の1つとされるこの峠、何度か行き来しているが、天気に恵まれたのは初めてかも知れない。


1145、峠に至る。羅臼岳は雲の帽子。
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あいにくと雲に遮られて下界は見えぬが、それだけになにやら仙人になったような気が。
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ただしこれから進むウトロ側(北側)は、時折その姿を見せる。
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まさに絶景。遙か遠くに見える、あの海の向こう、そのさらに先へ、今日は行くのだ。
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しばらくして峠を下る。景色を堪能しつつ、行き交うライダーとピースサインを交わしつつ。
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峠も終盤、ウトロの街を見下ろしながら、つづら折りの道を行く。
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程なくウトロ着。ホルダの水を除き、朝から何も口に入れてない、何かオイシイものをと思いながらも、時間が時間だ、ぐっと我慢の子であった。
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しかしそれでも、ここで私には、ぜひとも寄りたい所がある。そう、思い出のあの場所へ…。
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大多数にはここはオシンコシン。しかし一部のライダーにとっては、それは滝ネコ茶屋なのであった。
(1215)

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