(3):船内点描


1800を過ぎた。食堂が開いたというので、混まないうちにと出かける。
しかし杞憂だったようで、広い店内は閑散とし、列を待つまでもなくカフェテリア形式で夕食を揃えた。
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メインディッシュはビーフシチュー。豚汁とスモークサーモンサラダを付け、さらにクラシックの中瓶を。¥1,860也。
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味は悪くない、いや結構おいしい。ただし空いていると言っても見通しの良い窓際は、4人席を1人で陣取っている客で埋まっている。無論私もそうするつもりだが、1つ空いていたテーブルがあったのでそこに腰を下ろせば、ふと気がつくと優先席だった。
いかんいかん。なんとも気分が悪いのでもう一度まわりを見回す。するとすぐ隣で、団塊夫婦がまりまりとメシを食っている。よく食うのう。その食い終わりを見計らってそこに移る、ただしご覧の有様となったのは致し方がない。
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食事を終えて後部デッキに出てみる。
あえて後部と念を押したのには分けがある。この日本海航路、帰りもそうだったが、出港時を除いて後部デッキ以外は扉を閉鎖していた。閉鎖とはいえ「高波のため」と看板をぶら下げただけだが、そんなはずはない。こんなことは初めてだ。
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(1900)
確かに、床はぱらつく雨で濡れている。手すりがあるとはいえ、海に直接面した回廊に、客を入れるわけには行かぬのだろう。
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あえて何かやらかす者が、看板なんぞで引き上げるわけがない。過保護というより効率主義というか、バカが大勢で世の中を息苦しくしているというか…仕方ないのう。
やがて1920ごろ、姉妹船ゆうかりとすれ違うという放送が入り、閑散としていた後部デッキに三々五々と人が集まる。
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前回06年には、逆にゆうかり号で北を目指した。そのゆうかりが、だんだんと近づいてくる。乗客喜び、カシカシと写真を撮る。私もお姉ェちゃんの腰越しに、もちろん撮る。業務連絡、Sくんここで笑わないように。キミもすぐにオイサンだよ。
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ここで何かイベントがあるかなと思ったが何もなし。前回はこうだった。


さていい加減に切り上げて船室に戻る。風呂入り放題がありがたいから、閉まる前にも1度入る。入ったあとはコリをほぐす、10分¥100也。
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この揉み椅子、本来の用途ではあまり利用されていない。というのは船内の回廊に備え付けの椅子より座り心地がいい上、コンセントが近くにあるから、電子機器のたぐいを使いやすいのだ。
ゆえに2つあるうち、その1つは若いのが陣取って、魂を吸い取られているかのように、ゲームか何かに熱中している。空いているのは斜めに雁行して、すぐ前にある1台だが、私がチャリンとお金を入れてONにした。
当然リクライニングするわけで、若いのの膝すぐ近くに、私の大頭が近づいていく。特に何をしたわけではないが、若いのどっかへ立ち去る。陰実表に陽虚裏が合して巡ったわけだ。相手の陰陽・虚実・表裏を意図して読まずとも、こういうことはまま起こる。
時刻はそろそろ日付が変わる。陸側には点々と明かりが見えるが、すでに青森県沿岸のはずである。
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デッキに出れば相変わらず波は穏やかだが、雨はどうも止みそうにない。
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時刻から行ってそろそろ陸から離れる。最後の機会というのだろうか、男性が携帯片手に大声で話をしていた。
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さて、明日は早い。寝るか。

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