(16):ラヂウム・氷・萌えにゃんこ

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今治の名物はいろいろとあるが、この季節はやはりかき氷じゃ、と地元出身の友人が言う。
そのかき氷のうまい店は、検索によれば2軒あるようだが、一方は滅法高いから、玉屋なる店がよい、と聞いた。
その玉屋の住所番地を頼りに、今治市内にメイト君を乗り入れたわけだが、あちこちぐるぐる回った後、「目的地周辺です」と言ったが最後、航海士ゴリラ君は黙ってしまった。
周囲を見回しても、住所標識らしき看板は見あたらず、大いに困る。困ったから道を聞こうと見回しても、それこそ猫一匹歩いていない。
地図今治市街
よく見れば、今治の色町に紛れ込んでしまったようだ。そりゃ、昼間に人通りがあるわけがない。あきらめずにトトトとメイト君を歩ませていると、若めのオイサンが、色っぽい店前の掃除をしている。
済みませんが、と挨拶し、玉屋はどこでしょうと聞けば、さあ知らないなぁ、お役に立てませんでという。
う~む、仕方がない。通った覚えのない路地横丁を選んで経巡りながら、メイト君と共にうろうろしていると、角に古風な作りのたばこ屋があって、これまた若めのおばばが番をしているのが見えた。
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ここは今治ラヂウム温泉と言い、1階が温泉、2階がバレエ教室、3階がホテルという、面白い施設である。撮り忘れてしまったので全体像を拾いものするとこんなふう、ね、風格あるでしょ。

(画像出典、およびラヂウム温泉の詳細はこちら。)
こんにちはと中に入り、タバコを求める。地方都市にしては珍しいことに、東京でもあまり手に入らない銘柄が多数置いてある。こりゃすごいやと、キースを1カートン買ってしまった。
ラヂウム温泉書籍部、というググル地図にも載っている立派な名のレシートを貰い、さて玉屋の場所を聞く。すぐ近く、ここをまっすぐ行って右手、と教えられ、お礼を言って外に出る。
去り際、おばばがカウンター越しに、立って見送ってくれたのが印象的だった。
言葉違わずすぐ近く、玉屋に到着。やれ、着いた着いた。
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(1321)
歩道は狭く、かつ若干傾斜しているし、通行の邪魔になってはいけないゆえ、メイト君を停めるのにやや手間取る。そりゃそうだ、過積載もいいところで、ふとした弾みにメイト君はころりと転がってしまう。実際店を出る際、それで立ちゴケしたことはここだけのヒミツだ。
店内に入ると、訪れた芸能人の写真なんかが飾ってあり、一体今までどこにいたんでしょうと言うくらい、お客さんがいっぱいだ。
友人の薦めを思い出して、宇治金時、ミルク付き、を注文する。
暫時あって出てきてのを見ると、なるほどこれは珍しい。
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これは普通のかき氷とは異なり、氷がシャーベット状になっている。そこにたっぷりのシロップなどが付くから、夏の浜茶屋のそれらとは違って上品なものだ。
上品と言えば店の看板にはPATISSERIE FRANCAISEとあり、意味はわからんながらも、フランスのパティシエとか、何かそのあたりのことであろうと納得する。本来は洋菓子屋さんなのだ。
かき氷を堪能して外に出る。
上で白状した通り、メイト君に手を掛けた瞬間ふらぁ~っと転がり、ぉぉぉぉぉおおおお-!と思わず声が出る。
気を取り直してメイト君を進める。ここ今治から松山までは、以前海沿いの道を通って向かったことがある。今回は、高縄半島を通り抜ける、山の国道を行くことにしよう。
地図今治松山
そのR317の始点がここ、今治の中心ドンドビ交差点。
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どぉ~んと午砲(どん)が鳴った時にトンビが飛んでいたからドンドビなのではなく、昔偉い殿様がいて、治水のために呑吐樋(どんどび)を設けたからドンドビなのだという。
ここから南西の方角に向かい、しばらく市街を抜ける。
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(1408)
抜ければのどかな田舎道、ダムや温泉を横に見つつ、トコトコとメイト君は進んでいく。
水ヶ峠トンネルを抜ける頃、後ろから新しい重戦闘機にすぅ~、と抜かれる。しばらく行くと白バイが切符の販売中、箱車が一台停められていた。さっきの兄ちゃん(かどうか知らないが)、やられなきゃいいけど。
やがて松山の市域に入る。いつ来ても、松山はのんびりしている。
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(1433)
先輩との待ち合わせは夕方だ。それまで時間をつぶすとしよう。
こんな時、時間をつぶすにもっともいいのは、やはり温泉だ。ちょい高めではあるが一日ゆったり出来るという施設があると、ツーリングマップルが言うのでそこに向かう。
1445、それなる施設、東道後のそらともりに到着。
今治の原付ナンバーはデザインが秀逸だったが、ここ松山のそれは雲形。坂の上の雲?
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ここの施設は広壮だ。甲乙丙丁の各種風呂、岩盤浴サウナのたぐい、上品な食堂仮眠室付設ホテルその他、なるほど一日過ごせるわいと思わせる。
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料金は¥1050也。キャン場はケチっても、風呂とメシならかまわぬ。
書いた通り甲乙丙丁を楽しむ。場内は作務衣のような浴衣でくつろぐのだが、濡れたら自由に取り替えてよい。これがまた良くできていて、一枚売ってくれないかしらと思わせた。
すっかり湯だって少し休む。休憩所は各種用意されていて、空いているところならどこでも良い。私はこれなるソファーに陣取ったが、3等船室を一人で占拠しているような贅沢さだ。
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やがて先輩から電話がかかる。
お前ィどこにおんのぞ、と言うから、ヘイこれこれで、と答える。
そこへ行くから待っとれということで、着替えを済ませて外に出る。
メイト君の所に戻り、先ほど今治で買ったキースの包みを開けてみる。
開けた途端、ぷわぁ~と香気が広がり、それに釣られたのか数匹のニャンコが、ニャーニャーと鳴きながら寄ってくる。
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(1819)
にゃんこ萌えの私としてはもうたまらない。一枚撮るなどしていると、オイと呼ばれて向こうを見れば、先輩が車でやってきた。
挨拶もそこそこ、車にくっついて先輩宅に向かう。
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本日の走行距離:103.53km

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